12.

愛光くんが高橋?
信じられない事実を突きつけられて。
一人で梨華ちゃんちを飛び出した。
でも、どれだけ頭を冷やしても高橋のことも愛光くんのことも嫌いになれなかった。
思い直して梨華ちゃんに電話したら、彼はあたしを捜しに飛び出したって…。
あたしは必死で彼を捜した。
彼が男だとか女だとか関係ない。
だって…身体の相性があんなにもぴったりなんて…。
きっと後にも先にも愛光くんだけだと思う。
探してるうち雨が降ってきた。
…高橋…あいつ、すぐ風邪ひくじゃん。
高橋の携帯に電話をする。
電話の向こうに聞こえたのは愛光くんの声。
信じるより他にないじゃん…。
居場所を聞いて駆けつける。
愛光くんは雨でびしょ濡れで。
なんか寒さに震える子犬みたいに見えた。

「よしざーさん」

そう呼ばれたのが悲しくて、涙が溢れる。
あたし、どうしちゃったんだろう…。
愛光くんが困った顔してる。
そんな顔しないで…。
愛光くんの目からも涙が流れて落ちて、あぁ、高橋なんだなって思えてきた。
雨で濡れた髪はハンカチで拭いたくらいじゃ追いつかなくて…。
高橋、風邪ひいちゃう。

「ホテル行こ?」

気付いたらそう言ってた。



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