6.
まだ会って二回目の人にあたしは身体を許そうとしている。
今までの恋愛ならあり得ない。
だけど愛光くんはあたしの好みど真ん中で、
『抱きたい』って言われて、抱かれたいって思った。
笑っちゃうくらい早い展開で今、ホテルだ。
愛光くんは何かそわそわ。
「ねえ」
「ん?」
「シャワー浴びる?」
「うん」
バスルームに愛光くんが向かう。
「一緒に入っていい?」
「へ?」
やば…。引かれた?
「いいよ」
くしゃっと笑った愛光くんにまた惚れ直す。
脱衣場で服を脱ぐ愛光くん。
無駄な肉がなくて、適度に筋肉質で綺麗な身体してる。
どこまでこの人はあたし好みなんだろう。
早く抱かれたい。
こんな気持ち初めてかも。
シャワーもそこそこに部屋に戻り、あたしは彼の胸に飛び込んだ。