…なんだ?これ…。
いつものようにバブルバス入ってDVD見て…。
何もしないのにぱかぱか変わるチャプターに、背筋がぞっとした。
…暖かい風呂入ってるのに寒いじゃん。
なんか長々と入ってる気になれなくて、早々にあがっちゃった。
……。うがぁ〜、落ち着かねえ…。
やだな…。
しっかりしろ!吉澤ひとみ!
…でも
…やっぱりいやだ…。
携帯を手に取り画面をスクロール。
ミキティ…かっこわるいの見せたくない。
小春?頼れるわけないな…。
『はい、もしもし』
「遅くにごめんね。寝てた?」
『起きてましたよ』
「あのさ、お願いがあるんだけど…」
『あーしにですか』
「うん」
『なんですか?』
「部屋に来て?」
『へ?』
「だめ?」
甘えた声出してみる。
『…いいですよ』
やった。
愛ちゃんがあたしの甘え声に弱いのは想定内。
暫くして来てくれた愛ちゃんはすでにパジャマ代わりのTシャツに短パン姿。
「…それできたの?」
「はい」
「誰にも見られなかった?」
「え?」
だって明らかにノーブラ。
あたしの視線にあっ!て真っ赤になる。
「…大丈夫でした」
真っ赤な愛ちゃんを中に招き入れる。
「飲む?」
冷蔵庫から缶チューハイ出して愛ちゃんに渡す。
窓際のいすに座った愛ちゃんはありがとうってプルタブをあける。
「…聞かないの?」
「何をですか?」
「なんで呼んだの?って」
「あぁ。よしざーさんが言ってくれるの待てばいいかなって」
こういうとこが一緒にいて楽なところ。
「あのさ」
理由を説明する。
「…」
あら。
愛ちゃん黙っちゃった。
それだけじゃなくあたしの隣へ移動してきてあたしの服の裾握ってるし。
「うぅ…」
「どした?」
「あーし…怖い話あかん…」
あ…そうだった…。
やべ、かわいそうなことしたか?
しかもこんな時にガタンとバランス悪く置いてあった荷物が倒れるし。
愛ちゃんはその音にビクッと怯えてあたしに抱きついた。
「あ…ごめんなさい…」
「…泊まってく?」
「え?」
「帰って一人で寝れる?」
「…無理です」
「あたしも。利害一致じゃん」
「はい」
一緒に寝るの初めてで緊張するけどね。
しかも狭いホテルのベッドとか。
愛ちゃんの甘いシャンプーの香りでなんか目が冴えてきた…。
愛ちゃんも眠れないのか寝返りばっかうってる。
……あ…そっか…。
「愛ちゃん」
「はい?」
「…いいよ」
「へ?」
「足、絡めていいよ」
おもしろいように真っ赤になる愛ちゃんの顔。
「誰かと寝る時は足絡めるんでしょ?」
「はい…」
「どぞ」
「どぞって言われても…」
しゃあないなぁ。
「実はさ、あたしも抱き枕派なんだよね」
そう言って愛ちゃんを抱き枕のようにホールドする。
「よし。いい感じだ」
あたしの胸に顔を埋める感じになっちゃった愛ちゃんの顔は見えないけど、耳が赤い。
でも暫くしたら愛ちゃんの手もあたしの背中に回ってきた。
相互抱き枕でオールOKだ。
それが証拠にほら、愛ちゃんもう寝ちゃったよ。
結局ドキドキして寝れなかったのはあたし。
今日はことごとくかっこわりーけど、愛ちゃん抱き枕にできたし、まいいか。
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