3


あたしはそっと愛ちゃんの服に手をかけるとやさしく脱がせた。
うわ…。
愛ちゃんの白い肌のところどころについてる痣やひっかき傷。
あたしはその一つ一つにキスを落とした。
愛ちゃんはそんなあたしの頭をいとおしそうに抱く。


「よしざーさん…」
「今すぐ消してやるから…」


あたしはそう言って愛ちゃんの下半身に手を伸ばした。


…嘘だろ?


いくら刺激しても濡れてこない。
あたしは思わず愛ちゃんの顔を見た。
不安そうな愛ちゃんと視線が絡んだ。


「大丈夫だよ」


あたしは愛ちゃんの股間に顔を埋めた。
舌で刺激してなんとか湿らせて、あたしは指を滑り込ませた。


「愛ちゃん…」
「よしざーさん…」
「気持ちいい?」
「うん…」
「痛くない?」
「大丈夫。ねえ…」
「ん?」
「キスして?」
「いいよ」


今日は愛ちゃんの言うことは何でも聞いてあげたいと思った。
初めて愛ちゃんと交わしたキスは少し涙の味がしたけど、唇は柔らかくってあたしも気持ちよかった。

ほんの数時間前に無理矢理犯された故、愛ちゃんの感度はほとんど0に近かった。
愛ちゃんもそれがわかっているんだろう。
ずっと涙目であたしを見てた。
あたしはそれが辛くて無我夢中で愛ちゃんを抱いた。
時間をかけ、ゆっくりと。
抱いてるうち、なんだかすごい切なくなってきて涙が溢れてくる。


「いやならやめていいがし…」
「ばか。いやなわけないだろ?」


辛かった。
素直ないい子なのに…。
なんでこんな目に?
やるせなくて…。


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