01:うさぎ林檎はいかが?

取材で事務所に缶詰で、お昼も出前を取ってもらった。

「高橋も取材で違う部屋にいるけど一緒に食べる?」

って運んで来てくれたマネージャーに聞かれて二つ返事でOK。
あたしがお皿抱えて彼女の部屋へ。
高橋の方は聞かされてなかったみたいであたしの登場にびっくり顔。

「一緒に食お?」
「はい!」

って満面の笑みなわりには箸が進んでない彼女。

「食わないの?」
「最近、胃の調子が悪いんで。あんまり食べられないんですよ」
「まじ?大丈夫?」
「大丈夫ですよ。胃以外は元気なんで」

って笑顔は見せてくれるけど、
細い彼女が食べられないのは気になるじゃんねえ。
あ、そうだ。
あたしは思い立って事務賞の給湯室へ。
冷蔵庫にあった果物をもらってきた。

「高橋、これなら食えるでしょ」
「…よしざーさんが切ったの?」
「うん、ちょっと不恰好だけどね」
「ありがとうございます!いただきます!」

美味しそうにあたしがきったうさぎ林檎をほおばる彼女。
全部食べてくれた。

「あ、そうだ。今度スケジュール合うときお弁当作ってきてあげるよ」
「まじですか」
「うん。もちろんうさぎ林檎付きでね」


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