8.

「もう焦らさんとって…」
「ほしいの?」
「…うん」
「愛ちゃんってエッチぃんだ」
「だって…」
「ひーちゃんがほしいって言ってよ」
「え?」
「早くぅ」
「…ひーちゃんが…ほしいの…」


その声を合図にあたしは愛ちゃんが濡らしてくれたソレを愛ちゃんへ挿入れる。


「はぁ…」


漏れるエッチぃ声。
あたしが独占していいのかなって程色っぽい表情。
腰を動かすと変化する表情。
あたしの一部じゃないはずなのに、あたしも興奮状態になる。


「ひーちゃん…」
「ん?」
「イきそう…」
「イく?」
「うん…」


あたしは動きを早める。
暫くして愛ちゃんは絶頂を迎えた。




「はぁ…」


汗ばんだ顔が色っぽい。
あたしは愛ちゃんを腕の中に抱く。


「…よかったんやろか」
「何が?」
「身体の関係になってもうたこと」
「わかんない」
「え…」
「でも身体は正直だろ?」
「うん…」
「ならいいじゃん」


その後もあたしは愛ちゃんを昼近くまで抱いた。
後ろからも…あたしが下でも…。
だけど…抱きしめる度に切なさが心を支配する。
今、あたしのために昼ご飯を作ってくれてる愛ちゃんを思わず後ろから抱きしめた。


「どうしたん?」
「…ゴメン」
「ひーちゃん?」
「愛ちゃんゴメン…」


社長ごめんなさい。
あたし、明日まで黙ってられない。


「愛ちゃん、こっち来て」
「え?でもご飯…」
「後でいいから」


あたしのただならぬ気配に愛ちゃんも素直に従う。


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