04 ながい睫毛と拗ねた頬

「だからいややったんや!」

彼女が怒った。

「何が嫌なのさ」
「よしざーさんが口説いてきた時、断ればよかった」
「何でそんなこというかなあ」
「こんな気持ちばっかり嫌やもん」
「こんな気持ちってどんな気持ちだよ」
「言えん」
「何で」
「言うたら嫌われる」
「付き合いたくないんだったら嫌われてもいいんじゃないの?」
「…意地悪…」
「言えよ」
「…よしざーさん、誰にでも優しすぎや…」
「…やきもちかよ」
「そうや、やきもちや。妬いたらあかん?
よしざーさんのこと好きやから……もうええです…」
「何がいいのさ」
「よしざーさんの交友関係に妬いてたらキリないもん…」
「友達だよ?みんな。アヤカやまいちんは親友だし」
「でも同性やん。あたしと同性やから…
こんなイレギュラーな恋、せんかったらよかった…」
「後悔してんのか」
「やって、苦しいんよ。毎日毎日苦しくてたまらん…」

俯いた横顔、ながい睫毛と拗ねた頬に
あたしは一つ、ため息をついた。

「愛」

滅多に呼ばない名前で呼んで。

「あたしはおまえだけだから」
「うん…」
「友達とは一つベッドで抱きあったりはしないよ?」
「わかった…」
「機嫌直して?」

返事は聞かずに甘いキスを。
あたしの気持ちを一杯込めて。


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