3.


あたしはいつものペースで飲んでいたけれど、愛ちゃんは本当にあんまり飲まない。

「もっと飲めばいいのに」
「明日仕事やし、それにあーし自分で限界知らんから…」
「そっか。じゃあまた今度、次の日が休みのときに飲みに行く?」
「いいんですか?」
「いいって?」
「あーしなんかさそってくれるん?」
「誘いますよ?」

あたしってどんなにとっつきにくいやつだって思われてたんだろうね。

結局2時間くらい飲んでたのかな。
明日ライブだしって家に帰る事にした。
店の前でタクシーを停める。
愛ちゃんが乗り込んだ後に、あたしも乗り込んだ。

「え?」
「送っていく」
「そんな、いいのに…」
「いいの、送っていく」


昔、愛ちゃんが精神的に落ち込んでたときに、
仕事への行き帰りあたしが愛ちゃんをピックアップして行ってたことがあった。
ふとそんなときのことを思い出す。
となりの愛ちゃんを見ると、目が合った。

「昔みたいだね」
「よしざーさんも同じ事思い出してたんですか?」
「みたいだね」
「よしざーさん、やさしかったなあ」
「過去形?」
「いや、そうやなくて!今やってやさしいですってば!」
「ぶはははは」

ちょっとからかうと面白いくらいに反応するんだよな、この子。
こういう純粋さはなくさないで欲しい。
明日のセレモニーで言おうかな…。


愛ちゃんのマンション前に付く。

「じゃあ、また明日」
「はい」
「おやすみ」
「おやすみなさい」


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