14.
SIDE AI

2回もよしざーさんとしてしもた。
かなり疲れた。
まだ少し身体の中に残ってるアルコールが回ってくる。
よしざーさんがすごい心配してくるから言えないけど。

「お風呂、出よ?」

これ以上入ってたらやばいかも。

「うん、出よう」

よかった…。
もう足腰ガタガタで、フラフラしながら歩いてたら

「平気?」

って腕を支えてくれる。
やさしいね。よしざーさん。

あ…。
忘れとった…。
気持ちよくて忘れとったけど…。
この人、あーしの妹をナンパしたんやん。


服濡れちゃったから仕方なしにそのままシーツに包まる。


「高橋」

よしざーさんが隣に入ってくる。
だけどあーしは返事せん。

「高橋?」
「……」
「…怒ってるの?」
「うん」
「え?」
「思い出した」
「…え?」
「よしざーさん、由衣ナンパしたんやん」
「え?今頃?」
「やって今思い出した」
「…悪かったよ。高橋の妹って知らなかったんだってば」
「どこまでやった?」
「え?どこまでって?」
「キス?それとももっと?」
「は?手しかつないでねえし」
「手はつないだんか」
「手くらいいいだろ?」
「……」

なんかどうしても許されんで、あーしは返事をしなかった。

「…いいよ、もう」

暫く間をおいてよしざーさんがそういって、ベッドから出て行った。

「え?」

慌てて振り返ると部屋の端にあるソファにがっくりと肩を落としてよしざーさんは座ってた。

「よしざーさん」

声をかけてみる。
よしざーさんはちらっとあーしを見たけどまた俯いてもた。
やば…。
よしざーさん怒った?
隣に座ってみる。

「…よしざーさん?」
「……」

横向いた。
嘘や…。
いやや、そんなん。

「可愛いと思った」
「…え?由衣?」
「うん。目が印象的で…すげえ可愛いって思った」
「うん…」
「声かけたらにこって笑ったんだけどさ。笑顔が何か懐かしい感じがした」
「懐かしい?」
「うん。後でわかったんだけど。おまえと似てんだよ、目が」
「よしざーさん…」
「高橋がいやって言うならもう電話しないよ。メールもしない」
「そんなこと言うてえん」
「嫌なんだろ?あたしが由衣ちゃんと仲良くするの」

ずばりと核心を突かれる。
頭に血液が集中していくのがわかった。
わからんよ、よしざーさん。
あーし、何がいやなんかわからん。


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