17.
SIDE HITOMI
まっぱの高橋。
もう芸術品だろ。
見てると当然触れたくなってくる。

「愛」
「なあに?」
「ベッド、行こ?」
「うん」

やっとまともにベッドで抱き合う。
でももう挿入はしない。
たくさんキスして、たくさん触れて。
それだけでもお互い十分気持ちいい。
高橋が吐くため息が熱くて、あたしの心をキュンとさせる。

「最高だ…」
「あーしも…」

何時間か前には、こんなことになるなんて思いもしなかった。
修羅場だと思ったのに、今こうして高橋と裸で抱き合ってる。
ひょうたんから駒ってまさにこのことだろう。



そして今、高橋はあたしの腕の中で疲れて眠る。
そりゃ3回戦も交えたからな。
飲んで吐いて3回戦もしたら疲れるだろう。
朝までゆっくり寝ればいいさ。
って…、こいつ…服…。

そっとベッドを抜け出して由衣ちゃんに電話をかける。
お姉ちゃんの服持ってきてって言ったら妙ににやけた声出されたのは気のせいだろうか。



早朝、由衣ちゃんからの電話で起きる。

『おはようございます。今、前につきました』
「ありがと、ごめんね。すぐ取りに行くよ」

一人抜け出して通りに出る。


「これ、上から下まで一式入ってますから」
「下着も?」
「入ってますよ。って…今、愛ちゃん…」


当然の疑問だ。

「想像に任せるよ」

って返したらにやけてるし。

「何も聞かないことにします」

言いつつ、疑いの目、全開だよ?由衣ちゃん。

「まあ、お姉ちゃん泣かすようなことだけはしないからさ。安心してて」
「わかりました」
「二日酔いにはなってないと思うけど…帰ったら気をつけてあげてね」
「はい」
「由衣ちゃんのおかげかな」
「私の?」
「お姉ちゃんと仲良くなれた」
「きっと愛ちゃんも喜んでると思います」
「そうかな?」
「ええ。愛ちゃん、吉澤さんのこと好きでしたからね、昔から」
「そうなの?」
「はい。あ、愛ちゃんには内緒ですよ?」
「わかった」

そういって、由衣ちゃんと別れた。



部屋に戻ると高橋が起きていて、泣きそうな顔してた。


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