18.
SIDE AI
目が覚めたらよしざーさんがおらん。
あーしおいてかれたんか?
なんか一気に泣きそうになってきた。
布団にもぐりこんで孤独に耐えるあーし。
さしずめ悲劇のヒロインや。


がちゃり


ドアの開く音がする。
慌てて飛び起きて。


「愛。何泣きそうな顔してんのさ」
「やって、起きたらおらんのやもん…」
「おいてくわけないでしょ?」

そういいながら、手に持つ荷物を上げる。

「服、受け取りに行ってたんだ」
「あーしの?」
「そう。由衣ちゃんに頼んで持ってきてもらった」
「あら」
「着な?」
「うん、ありがと」




受け取り着始めるけれど。


「なあ、よしざーさん」
「ん?」
「由衣になんて?」
「服?上から下まで一式持ってきてって」
「…由衣、なんて?」
「にやけてたよ」

やろうな…。
はあ…。姉の威厳台無しやな。



服を着替えて、帰りのしたく。
…なんか寂しなってきた。

「よしざーさん…」

荷物を片付けているよしざーさんの背中からむぎゅっと抱きついてみた。

「なに?どうしたの?」
「いやや」
「へ?」
「なんか、いややー」


くるっとこっちへ向き直ったよしざーさん。


「これから、もっといっぱい会おう?」
「…会ってくれるん?」
「当たり前じゃん。つーかさ、多分、身体が…ね」

真っ赤な顔でてれるよしざーさん。

「約束やで?」
「うん、約束」

指切りして、わかれた。



家に帰ると由衣が氷水とヨーグルトを用意してくれて。

「これなら食べられるやろ?」
「え?」
「二日酔い。大丈夫?」
「うん、ありがと」

なんか、雨降って地固まるっていうか、由衣のおかげでここまでこれたって思ったら
感謝の気持ちがいっぱい生まれてきて、由衣の頭をわしゃわしゃ撫でた。

「なんやの、愛ちゃん」
「やって、由衣のおかげやざー」

わけがわからないと言った顔の由衣に、もう一度ありがとうって言って、二度寝するためにベッドに入った。
今、あーしすごい幸せ感じとる。
いい夢が見れそうやざ♪



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